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さて、6ヶ月前に言っていたことが、目前に迫ってきました。やっぱり、あっという間だった!

Raspberry JAM in Hamamatsu / Scratch Day / micro:bit Bytes! 2018の開催です。

イベント名、長い。仮スケジュール、参加申し込みページはこちら。 ちなみに、ラズパイ財団公認イベントScratch Day公式イベントとなっています。

2018年3月4日(日)静岡大学 浜松キャンパスにて、13:30受付開始、17:00終了。
終了前には豪華景品が当たる抽選会があります。抽選券は最初に配る作戦。。
(展示/発表する人は13:00に集合してください。)

(1)「世界同時開催」のラズパイ誕生日イベント、(2)「メインは5月だけど、いつやっても良い」Scratch Day、(3)micro:bitユーザの集まりとして、三つの合わせ技の大パーティ。Code2Create.Clubが学習支援に参画している5拠点、約200名のラズパイ/スクラッチ/マイクロビット学習者のお祭り騒ぎです。事前申し込みが必要ですが、学習者と家族を始め、一般から広く募集します。

個人的には、この4年間、Scratchから始まって、ラズパイによるマインクラフト、電子工作、ダンボール工作を含むティンカリングへと、コーディング学習支援活動にかなり力を入れてきましたが、とりあえず総決算、という気持ちです。

ステージでは、子どもたちによる発表/デモ、アシスタントの先生によるデモ、ゲストトークなど盛りだくさんすぎて時間が足りなくなるのがわかりながらも、うぁ〜〜!っと駆け抜けようと思います。ホワイエ(玄関ロビー)では、各拠点ごとのブースで実機デモ、スクリーンショットによる掲示など活動紹介を行ないます。ステージの始まる前の13:30-14:00と、抽選会の前の16:00-16:30は、ホワイエの展示を見てもらう時間のつもり。お客さん多過ぎて混乱するかも??

この画像、ラズパイ財団が作ってくれたスタッフ用Tシャツのバックプリントです。世界各国のイベント開催地、112ヶ所がギッシリと並んでいて、「あー、いっぱいあるねー。」で済まされるパターンなんですが、真ん中の上から2番目の好位置をゲット! 拡大して見て気が付いた時には、ちょっとテンションが上がりました。

日曜の午後、お誘い合わせの上、ぜひ、ご参加ください。おそらく定員オーバーで締め切りますので、お申し込みは早めに!

bett Show 2018(British Educational Training and Technology Show)が始まりました。1月24日から27日、ロンドンにて開催です。日本のEDIX(教育ITソリューション エキスポ)は、当然これを意識して作られたものでしょう。

1985年に “Hi Technology and Computers in Education Exhibition” としてスタートしたようですが、出展850社、edtech(教育技術分野)のスタートアップ103社、来場者34,700人という規模(昨年実績)で毎年1月に開催されています。

さて、ここから昔話に脱線。

... "bett Show 2018、ロンドンで開幕" を続けて読む

ラズパイでマインクラフトを楽しんでいることと思いますが、今の状態を保存しておきたい時がありませんか? 「ファイルマネージャ」を使ってコピー、バックアップを取る方法を解説します。

... "ラズパイのマイクラデータをバックアップする方法" を続けて読む

今日、ラズパイをupgradeした人は、python-scrollphathdがどうこう、というエラーが出て困ったと思います。PimoroniのScroll pHAT HD関連のエラーです。そのままでも普通に使う分には特に支障はなく、そのうち治るはず。バグレポートも既に出ています。

ですが、気になる人は次のような手順でエラーが出なくなります。

... "python-scrollphathd関連のエラー" を続けて読む

ラズパイには、標準でscrotというスクリーンショットコマンドがインストールされていて、キーボードのPrintScreenにも割り当てられています。

ところが、マイクラフトの画面を撮ろうとすると、真っ黒に。悲しい。

これを解消できるコマンドがraspi2pngです。ところが、残念ながらapt-getではインストールできません。インストールしてPrintScreenキーにも割り当てましょう。こうなります。

... "ラズパイでマイクラの画面を撮る方法" を続けて読む

Scratchのコーディングで、ツリーを描き、Minecraft世界に雪を降らせました。 リミックスして独創的な雪景色をつくってください。(ラズベリーパイとScratch2MCPIの設定が必要です。)

 

... "Happy Holidays 2017、雪を降らせよう!" を続けて読む

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BBC micro:bit、夕方注文したら次の日の午前中に届きました。すごい。技適付きのバージョンを輸入しても良かったのですが、今回は普通に日本で。
(以前に書いた記事「micro:bit 日本上陸なう(正確には8月5日から)」

Raspberry Piと同じく、英国生まれ、若年層の教育目的で作られました。Raspberry Piがディスプレイ、キーボード、マウスもつながるパソコンなのに対して、こちらは、パソコンとつないで、あるいはタブレットなどから無線でコードを書き込んでおいて、単体でバッテリー動作もできる小さなマイコンボードです。加速度センサー、コンパス、温度センサー、5x5のLEDマトリクス(明るさセンサーにもなる)、押しボタンスイッチ2個、さらに、Bluetoothによる無線接続が可能となっていて、いわゆるIoT的なガジェットとして使えます。

つまり、Raspberry Piとは補完的な存在です。Code2Create.Clubにいよいよ投入! ... "micro:bitが山のように" を続けて読む

ラズパイには、最初からPDFビューワーが入っています。

メニュー/アクセサリ/PDF Viewer、コマンド名で言うと、xpdfです。しかし!

日本語が文字化けします。ChromiumのPDFプラグインはマシですが、でも文字化けするフォントがあったりします。軽くて使いやすいビューワーはないかな?と思って探してみました。

evinceが良い!

sudo apt-get install evince で、インストールできます。最近アップデートをしてない人は、以下のように。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install evince

メニュー/グラフィックス/あるいは、メニュー/オフィスの中に、ドキュメントビューアーとして現れます。

緊急連絡! 明日、10月22日(日)の「クリエイティブにプログラミング!」コースは、大型台風接近のため、中止となりました。

日曜日の夜分から月曜の朝にかけて浜松も暴風域に入る見通しですが、戦後最大級、高潮の恐れもあり、という予想も出ています。各地で大きな被害が出る可能性も高く、また、夕方6時前に終わるクラスだと影響があるかも、ということで、こどもテクノクラブ全体を中止することにしました。

マイクラ特集と予告していたので、明日に向けて準備したり、ワクワクしていたと思うのですが、我慢してください。災害に備えてしっかり準備、点検をして、家で待機しましょう。実家のおじいちゃん、おばあちゃんは大丈夫かな?

せっかくなので、家庭で家族一緒に取り組めるようなネタを用意しておきます。オンライン上でお題を出し、みなさんの結果を共有したりやってみましょう。登録ユーザー限定でのやり取りになりますので、登録がまだの方、よろしくお願いします。

時間帯は、14:00 - 17:00ぐらいかな。全クラス一斉にやります。

技術は最終目標ではない

Code2Create.Club(コード2クリエイト クラブ)が最終的に目指すものは、実は技術スキル伝授、技術者養成ではありません。むしろ、新しいことに取り組む時、困難にぶつかった時に、みずから創造性を発揮し、試行錯誤(ティンカリング)して道を切り開いていく(ハッキング)ことができる人を育てること。

全部教えてもらわなくてもいいんだ!、自分で知識や概念を獲得できる、深く理解できるようになる、ということに気がつくことです。MITメディアラボ/Lifelong Kindergartenグループのいう、Creative Learner育成です。

でも、題材は最新技術

とはいえ、その状態に持っていく手段として、好奇心の持てる題材として選んでいるのは最新の技術です。さらに、大人でも普通知らない、簡単には理解することができないぐらいのレベルに設定して、「わからないけど面白い」状態を作り出し、この状態で進める、楽しめる力を育てる目論見です。(見かたによっては、ただのスパルタ??、何も教えてくれない!、わかりやすくない、うちの子には無理!となる危険性も。。)

「今日もわからないことがたくさんあったけど、楽しかった!」「続きは、家に帰ってから、自分で探検!」がクラスの目標です。
「はい、皆さん、わかりましたか〜?」「は〜い!」ではないのです。

技術的なネタ、クラス(開催場所)によって内容に少しずつ違いはありますが、基本は同じ。ここにまとめておきます。深く掘り下げれば大学教養課程程度にも耐えられるレベル、全く理解できそうにない人でも楽しく最先端技術に触れ、利用したり改造して目的を達成する方向へ向かうことができる、少なくともアイデアを膨らませられるように考えています。

  • Scratchコーディング。ゲームやアニメーション、物語やハードウェア制御まで。
    MITメディアラボ/Lifelong Kindergartenグループの研究成果の利用。筋の良いプログラミング環境、世界で2千万人以上のコミュニティへのアクセス。
  • ラズベリーパイ、Linuxの取り扱い。
    どうしても英語が出てきてしまう状況を作る。世界へ。
    Sonic Piなどを使って音/楽器/音楽のコーディング。
    PythonやC言語、なんでも。
  • マインクラフト
    Scratch、Sonic Pi、Pythonなどで仮想3D空間をコーディング。
    楽しみ、好奇心、playground。
  • 音声認識(Open JTalk)、音声合成(Julius)
  • Google Assistantによる音声認識、人工知能、音声合成
  • 画像認識(OpenCV)
  • LED、スイッチ、モーター、センサーを使ったフィジカル・コンピューティング
    サイバーワールド(電脳、インターネット)とリアルワールドの結合。
  • レゴや段ボールなどによる工作。
  • ネットワークを超えたコーディング。
    会社にいるお父さんのスマホ、おじいちゃん家のPC、海外のお友達とつながる。
  • micro:bitの応用。(これから)

結果として、これらの力が(身につく、かもしれない)

  • 空間認識を伴うコーディング力
  • 音楽/楽器/音声/映像関連のコーディング力
  • サイバーフィジカル、ネットワークを超えたコーディング力
  • 各種技術を組み合わせて、何かを空想する、さらに実現する力
  • オープンソースの活用と貢献
  • コラボレーションの意味とパワーを知る

世界を変えるアウトカムへ。夢は大きく。

そして、いろいろ組み合わせれば。。単なる技術ではなく、世界を変えるアウトカムへ。無限に夢が広がります。

  • マイクラ空間でSteve(主人公)が何かを叩くと、モーターが回り、ロボットハンドが動く。
  • センサーに手をかざすと、Steveが動きつつ音声合成がしゃべる。
  • Scratchのゲームの進行に合わせて、音声合成がしゃべる。
  • ボイスコントロールで、ロボットカーが走る。
  • 新しい楽器。音楽と映像の融合。
  • 音声合成で出題、音声認識で答えるクイズ。
  • お父さんが「これから帰る」とスマホから連絡すると、信号が光る。
  • おじいちゃん家のタブレットに写真やメッセージが表示される。
  • 海外のお友達がスイッチを押すと、日本のサーボモーターが動く。ネット対戦のようなことも。
  • コミュケーションロボット?

この先は、いくらでも空想、妄想してください。

50年前(!)、スタートレックで生まれた空想の中から、近年になってようやく実現してきたものが少なくありません。携帯電話(コミュニケーター)、タブレット、壁掛けディスプレイ、音声認識/合成のコンピューター、3D(分子)プリンター(レプリケーター)、VR(ホロデッキ)、針のない注射器、非侵襲/低侵襲の医療機器など。
参考:Star Trek 科学技術解説(http://www.m-nomura.com/st/)

夢は大きく、Code2Create.Clubとしても始まったばかりです。