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Code2Create.Clubが目指すもの

技術は最終目標ではない

Code2Create.Club(コード2クリエイト クラブ)が最終的に目指すものは、実は技術スキル伝授、技術者養成ではありません。むしろ、新しいことに取り組む時、困難にぶつかった時に、みずから創造性を発揮し、試行錯誤(ティンカリング)して道を切り開いていく(ハッキング)ことができる人を育てること。

全部教えてもらわなくてもいいんだ!、自分で知識や概念を獲得できる、深く理解できるようになる、ということに気がつくことです。MITメディアラボ/Lifelong Kindergartenグループのいう、Creative Learner育成です。

でも、題材は最新技術

とはいえ、その状態に持っていく手段として、好奇心の持てる題材として選んでいるのは最新の技術です。さらに、大人でも普通知らない、簡単には理解することができないぐらいのレベルに設定して、「わからないけど面白い」状態を作り出し、この状態で進める、楽しめる力を育てる目論見です。(見かたによっては、ただのスパルタ??、何も教えてくれない!、わかりやすくない、うちの子には無理!となる危険性も。。)

「今日もわからないことがたくさんあったけど、楽しかった!」「続きは、家に帰ってから、自分で探検!」がクラスの目標です。
「はい、皆さん、わかりましたか〜?」「は〜い!」ではないのです。

技術的なネタ、クラス(開催場所)によって内容に少しずつ違いはありますが、基本は同じ。ここにまとめておきます。深く掘り下げれば大学教養課程程度にも耐えられるレベル、全く理解できそうにない人でも楽しく最先端技術に触れ、利用したり改造して目的を達成する方向へ向かうことができる、少なくともアイデアを膨らませられるように考えています。

  • Scratchコーディング。ゲームやアニメーション、物語やハードウェア制御まで。
    MITメディアラボ/Lifelong Kindergartenグループの研究成果の利用。筋の良いプログラミング環境、世界で2千万人以上のコミュニティへのアクセス。
  • ラズベリーパイ、Linuxの取り扱い。
    どうしても英語が出てきてしまう状況を作る。世界へ。
    Sonic Piなどを使って音/楽器/音楽のコーディング。
    PythonやC言語、なんでも。
  • マインクラフト
    Scratch、Sonic Pi、Pythonなどで仮想3D空間をコーディング。
    楽しみ、好奇心、playground。
  • 音声認識(Open JTalk)、音声合成(Julius)
  • Google Assistantによる音声認識、人工知能、音声合成
  • 画像認識(OpenCV)
  • LED、スイッチ、モーター、センサーを使ったフィジカル・コンピューティング
    サイバーワールド(電脳、インターネット)とリアルワールドの結合。
  • レゴや段ボールなどによる工作。
  • ネットワークを超えたコーディング。
    会社にいるお父さんのスマホ、おじいちゃん家のPC、海外のお友達とつながる。
  • micro:bitの応用。(これから)

結果として、これらの力が(身につく、かもしれない)

  • 空間認識を伴うコーディング力
  • 音楽/楽器/音声/映像関連のコーディング力
  • サイバーフィジカル、ネットワークを超えたコーディング力
  • 各種技術を組み合わせて、何かを空想する、さらに実現する力
  • オープンソースの活用と貢献
  • コラボレーションの意味とパワーを知る

世界を変えるアウトカムへ。夢は大きく。

そして、いろいろ組み合わせれば。。単なる技術ではなく、世界を変えるアウトカムへ。無限に夢が広がります。

  • マイクラ空間でSteve(主人公)が何かを叩くと、モーターが回り、ロボットハンドが動く。
  • センサーに手をかざすと、Steveが動きつつ音声合成がしゃべる。
  • Scratchのゲームの進行に合わせて、音声合成がしゃべる。
  • ボイスコントロールで、ロボットカーが走る。
  • 新しい楽器。音楽と映像の融合。
  • 音声合成で出題、音声認識で答えるクイズ。
  • お父さんが「これから帰る」とスマホから連絡すると、信号が光る。
  • おじいちゃん家のタブレットに写真やメッセージが表示される。
  • 海外のお友達がスイッチを押すと、日本のサーボモーターが動く。ネット対戦のようなことも。
  • コミュケーションロボット?

この先は、いくらでも空想、妄想してください。

50年前(!)、スタートレックで生まれた空想の中から、近年になってようやく実現してきたものが少なくありません。携帯電話(コミュニケーター)、タブレット、壁掛けディスプレイ、音声認識/合成のコンピューター、3D(分子)プリンター(レプリケーター)、VR(ホロデッキ)、針のない注射器、非侵襲/低侵襲の医療機器など。
参考:Star Trek 科学技術解説(http://www.m-nomura.com/st/)

夢は大きく、Code2Create.Clubとしても始まったばかりです。

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