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新しいツールとしての「コーディング」

私のコーディング学習支援の原点は、Scratchの父、ミッチェル・レズニック教授のTEDxトーク。(最初考えていたワードとしては、「プログラミング教育」でしたが。)

"Let's teach kids to code"  Mitchel Resnick @TEDxBeaconStreet  2012年11月

このトークの中に全てが詰まっていると言っても良いほど。機会あるごとに、なんども見返しています。まさに原点。

この中に、" If you learn to code, you can code to learn."という一節があります。コーディングを学ぶ、だけではなく、コーディングを通じてたくさんのものを学ぶことができる。コーディングは学ぶための新しいツールであるという主張です。

そして、もうひとつの主張は、形を変えて何度も出てくる、express one's ideas, express oneselfです。コーディングはアイデアの表現、自己表現の新しいツールである、ということ。

2013年8月20日、東京大学本郷キャンパス福武ホールにて、このトークとほぼ同じ内容を生で聴きました。http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130825/499983/

講演後、レズニック教授とお話しさせていただき、日本のScratch第一人者である阿部和広さんにも初めてお会いし、ものすごく濃い体験をしました。そして、私の中で大きなスイッチがonになったのでした。

この時点では直感でしかなかったいろいろな概念が、この4年間の間に自分の中で再構築され、理解が深まり、染み込んできました。

さて、では、なぜ「プログラミング」じゃなくて「コーディング」なのか? について書きました。